獣医 「ところでね、私からあなたに提案があるんだな。
あのね、訪問活動の認定試験というのを受けてみたらどうかな~?
と思って。
訪問活動をしている飼い主と犬のレベルを審査するみたいなんだ。
可南子さん、回数を重ねてるでしょ、小学校とか老人ホームの訪問活動。
2年以上で20回以上、クリアーしてますよね^^。
もうすでに、可南子さんとディロンには受験資格があるという事。
それに合格するとね、病院のセラピー活動とかね、結構色んな事が出来るの^^。
お奨めですよ^^。」
社会化適応テスト・・・・飼い主と動物が、人ごみや公衆の場で適正な社会参加ができるかどうかをみる。
モップが倒れた時、可南子はディロンを抱きしめてしまい不合格。
可南子の夫 「成る歩ほどね~、犬だけでなく飼い主も見られるのか(笑)」
可南子 「むしろ、そっちの方が重要なんだって、
ディロンは周りに何があっても平然としているんだけど、
飼い主の私の方が、周りを警戒していてナーバスになっているって、
先ずは人間同士がコミュニケーションを取る事が大事なんだって、、、」
可南子 「インストラクターの人が犬より人を見るというのが分るような気がするな~。
ちゃんとしなきゃ!という気持ちが強すぎて、空回りして、それが悪循環になっちゃうのよね~。
そういう事だったのかな~、前の職場でダメだったのも、あなたのお母さんとダメだったのも。」
夫 「・・・そういう所が可南子の悪い癖かな~。
目の前に出されたたった1つの結果だけでさ~。
他の事すべてを含めて結論づけようとするでしょ。
でもね、可南子のそういう所もディロンが少しずつ変えていってくれている様に思えるんだな
~
今日だってさ、人目に晒される所へ出られたでしょ?
以前だったら凄く緊張してさ、気持ちを潰されそうになって、
凄い変化じゃないかな? ディロンのおかげだね^^。」
可南子 「そういえば、前の会社の上司に言われた事があったな~、
君はフレンドリーに見えるけど、人に対してどこか壁を作っている所があるって。
ね~、そんな事、感じた事がある~?
・・・・・・・・・・
一見フレンドリーにみえるけど、人に対して壁を作っている。
? ??」